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研究紹介

視覚と記憶の研究
周囲の光景や手元にあるものは実際にどのように見えているのでしょうか? 視覚に障害のある方々にとってこのことは関心のあることです。
当院では果物や野菜、風景などの写真を観察し、どのように見えるのか知るきっかけを作っています。
立体的なものでは、対象の見やすさと触れることが、実体を捉えるために重要です。 絵を描く場合には対象の観察と記憶が必要で、眼から脳に至る視覚領域の反応を促している可能性もあります。
ヒト血清点眼のリゾチーム発現遺伝子の研究
ヒト血清点眼液は人工涙液やヒアルロン酸点眼液などの点眼では効果の認められない重症ドライアイに用いられることがあり、抗生剤とともに無菌操作により自己血清を用いて製剤化されていますが、角膜上皮びらんに対する細菌感染の可能性は否定できません。
 当院とあけお眼科研究所では、市販されているヒト血清(Biowest Co. Nuaillé, France)を用いて、細胞壁多糖類に対する加水分解に
よる溶菌作用を有する酵素であるリゾチーム遺伝子(Lyz)について微量分光光度計とリアルタイムPCRを用いて遺伝子発現の定量を行っています。
コンタクトレンズの形態の研究
ソフトコンタクトレンズ(SCL)の中心厚は添付文書に記載されていますが、周辺部厚も強度や装用感の観点から検討の必要があります。
位相差顕微鏡は異なる屈折率をもつ物質を透過した際の位相差や光線が物質により遮る際の 回折を応用した顕微鏡であり、透明な対象の観察のために広く普及しています。
当院とあけお眼科研究所では、SCLの周辺部を観察するため位相差顕微鏡を用いて周辺部厚を計測しています。